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板金加工形状改善設計(ネジで位置決め→インロー式位置決めでコストダウン)

コストダウン攻略の道筋

板金加工改善(ネジで位置決め→インロー式位置決めでコストダウン)


課題抽出

オリジナル部品の現状把握から入ります。

オリジナル部品の情報
項目 データ
材料 SPCC
形状 ボックス6ヶを底板へ取付
加工工法 板金加工
加工工程 取付ボックスをネジ3本で締め付ける。
問題点 「ネジの数は組込工数に比例する」事からネジ数削減を考えてコストダウンを計りたい。

ネジで組み込みを改善

ネジで位置決めからインロー式
位置決めでコストダウン

小ロット生産ではこの様な形状の部品組立ではねじ止めが標準です。ねじ止めの良い点は組込時の調整にあります。この様な箱形板金の組込の場合には尚更です。
ネジの数量は組込工数に比例です。3*6=18ヶのネジです。
VA,VE内容: 位置合わせを3段階に分けて奥への位置合わせと左右の位置合わせ、それに上下への締め付けとしました。
現状分析、改善内容を模索

解決方法

VA/VEによる解決案

3ヶ所のネジを1ヶ所に減らす

箱形板金部品の固定方法、3ヶ所
のねじ止め方法を改善

通常この箱形板金を締め付けるには4ヶ所のネジが多いと思いますが、少なくして3ヶ所も有りと思います。
この様な同形状の部品への対応として改善はメリットがあると思います。
3ヶ所のねじ止めを1ヶ所に改善を考えて見ます

解説

改善対象部詳細

段曲げ採用でネジ3ヶから1ヶに削減

段曲げで奥への位置決めと下部

プレートにスライドインさせて

ネジによる締め付け代わりとしてみる。


小ロット生産であってもこの様に箱形板金部品が複数ヶ使われてリピート生産が見込まれる場合には効果があります。
Z曲げで2ヶ所のネジ加工が削除されて締め付け、位置合わせが行われる事になります。
下部プレートのZ曲げ加工詳細

3ヶ所のネジを1ヶ所に減らす

本部品の様に複数ヶ(6ヶ所)に

ひとつの事例としての箱形板金

の組込がある場合に効果有り


大前提が小ロット品であっても複数ヶ所同寸法、リピート生産であります。ネジの数を減らして組込工数削減にはこの様にひとつの加工(ねじ穴、ネジ加工)を削除してZ曲げ加工を増やす事で総合的に工数削減を図る事も出来ます。
ねじ穴加工、ネジ加工を削減してZ曲げ用切り欠き及びZ曲げ加工は工程数としては同じ。しかし生産が繰り返し行われれば行われるほど組込工数削減効果が現れます。
Z曲げによるスライドインでの組込部確認

段曲げ部にスライドインで組み込み

組込時の優位点確認

さっと入れて1ヶ所のねじ止めで全てが終わる事でねじ止めのもどかしさも無くなる事と思います。
ネジによる組込はやはり工数削減には向かないと思います。
極力ねじ止めによる組込は避ける方向性

コストダウン実施の総括

組込方法(スライドイン式固定でネジ削減)

段曲げでねじ数3ヶから1ヶ&組み込み工数削減

試作から本作へと移行する段階で問題

となる点を解決していく事が大事です。


見た目でもねじ数が多い事はコストアップの印象が強いです
ねじ数は極力減らしたいものです。


生産ロット数が少ない場合にも極力ネジの使用を減らす事で組み込み工数の削減に繋がると思います。
色々なケースで少量生産でも工数削減の水平展開を行えると思います。
6種類の要素を元にお客様の求めるコストダウン・品質改善・納期短縮化最適設計を提供します。
製造メーカー様よりの問い合わせをお待ちしております。

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