|
今回のセミナーの特徴 |
VA・VEをも使った設計力お奨めの講座です。
本講座はVA/VEの視点に基づき品質・納期・価格改善の基本・応用をサンプル事例でおこない、各項目毎に問題点の顕在化、改善内容の数値化(金額又は工数)を明確にしてVA/VE活動の引出を増やせる様に致します。
|
開催主旨
【品質は文化なり!】と各社各様のユニットにはそれぞれ剛性・強度・耐久性等を求めて設計されている事と思いますがその中で「右に倣え方式」でオーバースペックになっている事も多々見かけて参りました。当社創業以来18年間の実績を元にサンプルで事例紹介を行い、「無理・無駄」の無い最適化設計を紹介致します。設計時間が早くなった一方で、どのような「加工工程、加工方法」が品質・納期・価格を左右する要素なのか「見えなくなっている場面も多くあり、この問題点を特に詳細に説明して参ります。
3DCADを使用した設計の利点である形状認識から加工方法、組み込み方法の最適化設計を模索する手法をサンプルで説明致します。
|
プログラム
0.はじめに
今回のセミナーで行う2DCADと3DCADによるコストダウン設計の違いの説明
2DCADで行えるメリット、デメリット
3DCADで行えるメリット、デメリット
今回は特に3DCADで行えるコストダウンについて多くの時間をかけます.
今回の進行内容は基本・応用で問題点を探り出してその解決方法、効果を検証していきます。
・VA(価値分析)、VE(価値設計)の捉え方
VEC(VALUE ENGINNERING FOR CUSTOMERSの真意
(全てはお客様の求める要求に対応する事)
|
1.VAVEとティアダウンの違い |
2.具体的なVA/VE
①材料の最適化を計るサンプル事例 基本・具体例
・同一材料にする事と異なる材料を使用して最適化を計る違い (大量・中量生産型と少量生産型での違い)
・板厚統一による剛性不足を補う板金工程
②加工工法最適化のサンプル事例 基本・具体例
・切削、研削、切断と加工方法は色々ありますが、段取り、標準化、手離れの良さを追求してそれぞれの工法の最適化を説明
・加工設備に基づいた設計が良い時と足を引っ張る事になるサンプル事例
・分割化・一体化それぞれの形状により最適選択を行う事で大きな品質・納期・価格改善を行えるサンプル事例
③ 加工工程最適化のサンプル事例 基本・具体例
・形状を作るには切断加工、切削加工、研削加工とありますが、仕様に基づいた品質の最適化を図りつつ、工数削減に寄与出来る加工工程を選択出来るサンプル事例を紹介します
・最もラフな精度、面祖度は切断>切削>研削となりますが、工数で行くと研削>切削>切断となります。これを旨く活用して最適工程を選択出来る手法の事例を紹介します
・必要な部分のみに公差を入れ、不要部分はラフにする事の意義を追求して工数削減出来る事のサンプル事例
④ 形状最適化を計る事で出来る事 (基本・具体例)
・同加工方法による手法と加工工法を改善して行える最適化設計の説明を致します
・形鋼材を使用して製作する製缶構造による筐体を求められる剛性・強度に見合った品質とする為の軽量化と必要剛性のみに特化した形状を追求する最適化設計
・小ユニット毎に最適材料、形状を選択する事で最適化設計をおこない、コストダウンを行えるサンプル事例
・組み込み工数削減に対応出来る形状最適化の紹介(基本・応用)
・加工工数削減に狙いを定めて形状最適化を計り品質・納期・価格改善を行えるサンプル事例の説明
⑤ 部品削減化を行えるVAVEで品質・納期・価格改善を大幅に行えるサンプル事例(基本・応用)
・追加仕様で部品が都度増えた時に複数部品の一体化を図る事でコストアップの歯止めを駆ける事が出来るVAVE事例の紹介
・複数同寸法部品の一体化、異形状部品の一体化による最適化設計の説明
・形状が抱える安定要素、不安定要素を理解し最適形状に出来る部品削減化及び不良削減のサンプル事例の紹介
⑥ 軽量化のサンプル事例(基本・応用)
・軽量化は加工工数を削減出来る要素ですが、形状、材料選択を間違えずにVAVEを行える手法のサンプル事例紹介
⑦ 協力工場を巻き込んで行えるVAVE、初歩的なティアダウンのサンプル事例 基本・具体例と注意点
・品質不安定な形状はコストアップ要素大、コストダウンが難しいと言うサンプル事例 基本・具体例
・不要な形状を削除する事で加工工数を削減出来るサンプル事例
⑧2DCADで陥りやすい設計工数削減効果と加工では工数アップする事例の説明
(矢視図、取りあえずそれらしき図面で加工者に任せてしまう内容、図面の分散化等)
|
3.グループ実習
・材料・加工工法・加工工程・形状最適化、部品削減化・軽量化を考慮して演習問題を解いて頂きます
|
朝から夕方まで約6時間をかけて①材料②加工工法③加工工程④最適形状⑤部品削減化⑥軽量化の
6つの要素を元にVA,VEの基本と応用事例を攻略する事で水平展開を行える内容を紹介致します。
|
★関連記事 |